ブログ コラム11:中毒・食べてはいけない食べ物について
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コラム11:中毒・食べてはいけない食べ物について

2022年11月5日

こんにちは、獣医師の長田です。                     

朝夜は本格的に寒くなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。我が家では、愛猫達が暖かさを求めて布団の中に潜り込もうとするようになり、とても暖かく、ほっこり癒されています。

今月のコラムは、私が勉強のためにお邪魔している夜間救急病院でも来院頻度の高い中毒ついてお話ししようと思います。

犬や猫が中毒を起こす食べ物として、チョコレートや玉ねぎ、ぶどう、レーズン、キシリトールなどがあります。

チョコレートはその原料であるカカオに含まれるテオブロミンやカフェインが神経や心筋細胞に悪影響を及ぼし、興奮や痙攣発作、不整脈を引き起こします。一般的にミルクチョコレートよりもダークチョコレートの方がカカオ含有量が多く、少量であっても中毒を起こしやすくなります。

玉ねぎ、ニンニク、ニラなどのネギ属には有機硫化物が含まれており、これらが吸収・代謝されると強い酸化物質となり、赤血球が破壊されて貧血を起こします。この物質は熱の影響を受けないため、ネギ類を含む料理を食べても中毒を起こす可能性があります。

ぶどう、レーズンに関しては中毒を起こす物質や明確な中毒量は特定されていませんが、少量でも急性腎不全を起こしたという報告があります。

キシリトールは摂取後1時間以内に急激なインスリン分泌を促し、低血糖症を引き起こします。これにより運動失調や虚脱、痙攣発作といった症状が現れます。また、その後に重篤な肝障害を起こすこともあります。

基本的にこれらの食べ物を誤食してしまったら、様子を見ず、すぐに動物病院へ連絡しましょう。当院では可能な限り、診療時間外でも対応を行っております。

治療法は、摂取後数時間以内でまだ胃内に残っている可能性が高い場合は、吐き気を催す薬を使用して吐かせるか胃洗浄を行います。場合によっては、その後に吸着剤を飲ませて毒素の吸収を阻害する処置を行う必要があります。すでに症状が出ている場合は、入院下にてその症状に対する治療や静脈点滴などを行うこともあります。いずれにせよ、犬猫にとって負担のかかる処置ですので、誤食しないよう簡単に届くところには絶対に置かないことや家族で共通認識をもつことが大事ですね。

 

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